ミリングマシンvhf ユーザーインタビュー(関歯科医院 関千俊先生)
埼玉県内に3か所の診療所をお持ちの関歯科医院 関千俊院長先生に、ミリングマシンR5についてインタビューさせて頂きました。2023年5月の装置ご購入以来フル活用して頂いており、貴重なお話を伺うことができました。
医療法人社団関輝会 理事長 関千俊先生
URL:http://www.sekishika.jp/jp/
購入機器:ミリングマシンvhf R5
すでに4軸・5軸の加工機を持っていますが、ローダー(ディスクチェンジャー)付きが欲しいと思っていました。そうなると選択肢は多くないのですが、R5はなにせ格好いい。診療室に置く機械としては見た目が格好いいことも大事です。それと、自分達で加工パスをいじりたいので、交流のあるフォローミーテクノロジージャパン/Hyperdentの大木社長からR5を紹介してもらい、話を聞いてすぐに買いたいと思いました。あとは、万が一壊れた場合のフォローを考えた時に、古くから知っているコアフロント担当者の存在も大きかったです。
色々な種類のディスクを載せられて手間がかからない、ディスクチェンジ機能があることは大きいです。購入前は、ローダー(ディスクチェンジャー)付き加工機は少人数のラボ向きなのかと思っていました。ただ使用していくうちに、技工士だけでなく歯科医師にも向いていると考えが変わりました。僕ら歯科医師こそ極力時間を有効に使いたい中で、オートディスクチェンジ機能は最強です。数日間ノンストップで稼働させることもありますが、その場合もセットするディスクを変える作業くらいです。ディスクの種類が異なるケースでも、それぞれのパスをどんどん投げていけば良いので、ストレスがありません。院内技工というと診療後や休日に作業するように思われがちですが、診療の合間にデザインしてパスを作り、都度R5で加工しています。同じディスクを2枚入れておけば、加工後に取り出して交互に使用できるので、非常に効率よく作業をしています。
なるべく面倒なことや手間を省きたい中で、どうしてもメンテナンスは疎かになりがちです。R5は、10時間稼働する毎に掃除をするようにアラートが出ます。コレットチャックの掃除も同じタイミングで出てくるので、良い補綴物を作ることとハウジング内をきれいに保つということや、故障を防ぐためにもありがたいと思います。掃除することはやはり面倒ではありますが、逆にそれ以外の面倒はないです。当院では今のところドライ専用機として運用しています。特にジルコニアとPMMAを削りたい方にお勧めしたいです。チタンなども削れる装置ですが、それをしなくても今のところメリットしかありませんので、本当に購入して良かったなと思います。
▲ 作業の様子
最初に説明を受けていても何かトラブルが起きた時には忘れてしまっていることがありますが、担当者がいつも気にかけてくれますし、緊急時のサポート対応も良いと思います。今のところストレスはないです。やはり緊急時には待ったなしの対応が必要だと思うので、今後もしっかりその対応をして頂けるのであれば良いと思います。
- 投稿者: 石井
- デジタルデンティストリー, ユーザーインタビュー