Shape Memory Alignerを始めたいけど、何をそろえたらいいの?
矯正用の透明マウスピースは、従来3Dプリンターで作製した模型にアライナーシートを圧着させ、そのシートをマウスピースの形にカッティングして作製する方法が主流ですが、最近ではアライナーをダイレクトに3Dプリントでき、設計された形状を保持する新素材が出てきました。この新しい技法に興味はあるけれど、実際のワークフローや何を揃えたら良いのか分からないという方のために、Shape Memory Aligner®(SMA)についてと必要な機器類を紹介いたします。
Shape Memory Aligner(SMA)とは?
Shape Memory Aligner®(SMA)は、設計された形状に復元できるダイレクトプリントアライナーのことです。3Dプリンターでダイレクトにプリントする画期的なアライナーで、Digital Dentistryをリードする革新的な素材です。設計された形状に復元できる機能により、歯の動きを効果的に制御することができます。お湯につけると変形した形状がリセットされ柔らかくなり、その柔らかい状態で歯列にはめると、口腔内の温度では設計された形状を保持するので、装着時には柔軟性がありながら最高のフィッティングになります。さらに、最小0.3mmから、治療計画に基づいて患者とStepごとに最適な厚さの出力が可能な素材で、3Dプリントのメリットを最大限に活かすことができます。
Graphy社のダイレクトアライナーレジン『Tera Harz TC-85DAC』は、医療機器登録クラスⅡを取得しています。
ワークフローは?
各デジタル機器を使用したワークフローを紹介します。
まず3Dプリンターで造形するためには、3Dデータ(デジタルデータ)が不可欠となります。
作業の流れとしては、CT(3D骨情報)および口腔内スキャナー(IOS)による歯列および歯肉の3D情報から各ステップの歯列を専用のCADソフトで設計し、その歯列に合わせたアライナーを設計し、その設計データを3Dプリンターで造形します。
どんな機器が必要?
Shape Memory Aligner®(SMA)が完成するまでに必要な機器類は下記のとおりです。
口腔内データ取得 | |
3D骨データ | CTスキャナー |
歯列・歯肉データ | 口腔内スキャナー(IOS) |
デザイン | |
セットアップ・アライナー&サポートデザイン | 専用ソフトウェア |
プリンティングデータ | UNIZ Dentalソフトウェア ※3DプリンターNBEEに付帯 |
3Dプリント | |
3Dプリンター | UNIZ NBEE |
レジン | Tera Harz TC-85DAC |
後処理 | |
遠心分離 | Tera Harz Spinner |
二次硬化 | Tera Harz Cure |
研磨 | 歯科技工用エンジン |
超音波洗浄 | 80℃温調付きの超音波洗浄機 |
煮沸 | IHコンロなど |
乾燥 | 食品乾燥機など(温調・タイマー付) |
SMAを始めるなら
Shape Memory Aligner®(SMA)を始めるには、SMAについて理解し安全で適切なアライナー矯正治療を行うため、最終的にSMA習得コースを受講して頂く必要があります。
詳細は、DAO運営事務局にお問合せください。
SMA導入なら、コアフロントにお任せください。
機材の手配からメンテナンス、技術的内容までトータルサポート
コアフロントでは、世界の最新医療機器を輸入販売するだけでなく、導入後安心してお使いいただけるようデジタル歯科に精通した歯科技工士が技術的に全面サポート。また、国内修理体制の強化やユーザー専用ポータルサイトなど、万全のフォロー体制を整えております。デジタル歯科のセミナーも開催しております。
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